対立や争いが起こるのは、「誰もが正しい」から
今朝、「大谷、前人未到の50ー50達成!」のニュースが飛び込んできた。
日本の各地では、号外が配られたらしい。
アメリカと日本(おそらくだけかもしれない)では、どうやら大騒ぎである。
ふと、思う。
80年前は、第二次世界大戦のただ中にあり、日本では情報統制が敷かれ、
プロパガンダによって殆どの国民にとっては、
「アメリカは憎き敵国」であり、アメリカ人は「鬼畜」であって、
残酷で無慈悲な行いをするもの、であった。
その憎き敵国アメリカで、日本の若者が大スターになり、
アメリカのヒーローとなっている。
80年前、今日の大谷の姿を誰が想像できただろうか。
日本の意志と才能あふれる若者が、かつては殺し合いを繰り広げた国で、
その才能を燦然と輝かせ、両国を同時に歓喜の渦に巻き込んでいるというこの光景を。
今の日本にとっては戦争は80年前のこと
(戦争が終わってから、たった80年しか経っていないのだ)
であるけれれど、地球全体に目をやれば、
世界は未だ戦争のただ中に