本当に相手を思ってるって気持ちは自然と態度や行動に表れる
こんにちは。
Anneyこと、百野あけみです。 人間の悩みの99%は「人間関係」だと言われています。
私たちは単なる生物としての「人」として生きているのではなく、人と人と間で生きる「人間」という社会の中で生きている、社会性を持った生き物だからです。
「人間関係」に悩みがあるということは、そこに「人間」として成長する場と機会があるということでもあります。
そして、私たちは「他者」との関わりを通してのみ「人間」として成長することができる生き物でもあります。
この記事が人間社会の中で「人間」として裕かに、そして何よりも自分らしく生きることの一助になれば嬉しく思います。
先日とある会合に参加した時、某中小企業の社長さんが 「最近の若い子(社員)とはコミュニケーション取るのは大変でね~。
飲みに誘っても全然来ないんだよね。
だから”お昼でも一緒にどう?”って誘っても(こっちに)来れないっていうんですよね。」
って仰ってまして。
で、私はその言葉に対して「だったらご自身がその社員さんが働いていいる現場に出かけて行って、お昼に誘ったらいいんじゃないですか?」
って言ったらですね。
「えっ?!」
ってむっちゃ唖然としてたんですよ(笑)。
えぇ、えぇ、その顔には
(なんで俺がわざわざ行かなきゃなんないんだ?!)
ってはっきり、くっきり書いてありました(笑)
本当にその若い子(社員)と話しがしたいなら自分がその現場に出向いて行くでしょ。。。
と、私的には思うわけです。
私が自己研鑽やネットワークづくりのために参加するセミナーやイベントでは仕事の性質柄、人事や経営戦略、企画関係の職務に従事されている方々にお会いするのですが、
そこで大抵耳にするセリフが
「現場の人達が研修に非協力的でいくらいい研修を案内しても(強制しない限り)中々参加してくれないんですよね」
っていうやつです。
そんなセリフに出遭った時に私が必ず返すセリフは
「そうなんですか~。で、あなたはその現場に行かれたことはあるのですか?」
です(笑)。
すると大抵の場合、
「はいっ?!いえー、一度も。。。」
ってむっちゃ憮然とした表情でお答えになられます(笑)。
えぇ、えぇ、その顔には
(なんで俺がわざわざ行かなきゃなんないんだ?!)
(会社の業務なんだからくるのが当然だろーに(怒))
ってはっきり、くっきり書いてあります(笑)
本当にその研修が現場のその人にとって有意義なものになるという思いがあるならば、
自分がその現場に出向いて行くでしょ。。。
と、私的には思うわけです。
若い人達とコミュニケーションが取れないとか
部下がホンネを語ってくれないとか
現場がホントの事を言わないとか
職業柄そういう話はあちこちで聞くのですけれど、その裏側には「全て相手のせい」って心理があったりします。
自分はこんなに一生懸命に努力してるのに、
自分はこんなに相手のことを思っている(つもり)のに、
なんであいつは(現場は)わからないんだ!!
って思ってる心があったりします。
そしてそこには
自分は変わらないでおいて
相手を変えよう(相手が変わるべき)
という(無意識かもしれないけど)心があったりします。
人間というのは、自分の事は(自分以外の)誰からも変えられたくない、と思う生き物。
人は変化に抵抗するのではなく、変化させられることに抵抗するのです。
だからそういう心が潜んでいるってことには、もの凄く敏感にわかるようになってるし、それには本能的に抗うようにできてます。
相手が本当に自分のことを大切に思ってくれているかどうか、 必要だと感じてくれているかどうか、 心からの思いやりを持ってくれているかどうか、
人間はそういうところをちゃんと見極めているのですよね。
人間関係というのは相互の影響関係です。
だから
相手が自分に心を開いていないと感じるとき
それは
自分の方にも原因があるということ。
そしてその関係性を変えたいと心から願うなら
「自分から(関わり方やものの見方を)変えてみる」
ことからしか始めることはできないもの。
日本教育学会の前会長、大田 堯先生がある本の中で
「人間はどうして二本足で立って歩くようになったか」
ということを聞かれてこんな風に述べられてます。
”人間が「その気」になったからだとしか言いようがない”
結局、ひとは自分が「その気」にならない限り、何かを変えようとは思わないし、ましてやそれに向けて行動をしようなどとは思わない生き物なのですねぇ。
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