社員の離職率と企業文化の関係
2021年に米国の研究者たちが
発表したある調査によると、
「有害な企業文化が
離職の最も強い予測因子であり、
報酬よりも10倍も離職を予測しやすい」
ことがわかったそうです。
この研究では「有害な企業文化」を
・多様性(Diversity)、公平性(Equity)、包摂性(Inclusion)の促進を怠っていること
・労働者が”自分が尊重されていない”と感じること
・非倫理的な行動(ふるまい)がなされること
と定義しています。
人が生きていく上で、
報酬はもちろん重要なファクターであることは
間違いないけれど、
だからといって人は
「自分が大切にされていると感じられない」
「非倫理的な行動が横行している」
場には、
居続けられないということでしょう。
なぜなら、
人は自分が居る場所(働いている職場)に
誇りを感じるとき、
自分自身のアイデンティティを確認し、
満たすことができる生き物だから。
多様性(Diversity)、
公平性(Equity)、
包摂性(Inclusion)
が促進されることで、
人は帰属意識(Belonging)
が満たされ、
自分が尊重されている
(大切にされている)
と感じることができる。
そしてそこで自身が持つ価値を発揮し、
そういう場の存在が
自分自身のアイデンティティの確立を促進し、
そういう場に人々は
ロイヤリティや
エンゲージメントを感じるのだ。
。。。という原理原則を頭に入れずに、
小手先のやり方で
従業員のエンゲージメントスコアを上げるには、
と躍起になっても所詮、
無理なことだよね。。。
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